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視察研修等視察平成23年8月26日~27日

平成23年8月26日 から8月27日かけて研修及び視察を行いましたのので報告いたします。

研修先及びテーマ  大阪府大阪市 地方議員のための政策立案と条例制定について

視察先及び事項  兵庫県高砂市 文化会館&福祉保健センターについて

 

【大阪市】8月26日(金)10時00分~16時00分まで

(大阪科学技術センターにて研修)

地方議員のための政策立案と条例制定について

1.地方議員の仕事

地域のイベントや私的な相談事、地域の意見調整から、政策立案、政策条例の制定へ

2.政策過程

地方議員にとっての政策立案テーマ

・まちづくり・地域振興・産業振興・地産地消

・環境・産業廃棄物対策

・行政過程への参加の制度化

政策の条例化

・条例とは

・条例と法律との関係

・条例の読み方

・条例の作り方

・政策条例提案・制定のノウハウ

3.実例にみる限界

・自治基本条例

・まちづくり条例

・環境条例 等

講師

弁護士 岩本安昭

所見

現在の動向として、財政難の克服及び廃棄物の削減等の政策目的達成のため、法定外目的税に関する条例が多く制定されるようになった。(行政罰、過料)

条例は、法令の種類。

法令は、国会及び国が制定する命令。

政令以上が法的である。

告示には、法的であるもの、法的でないものがある。

憲法の「法律の範囲内」と自治法の「法令に違反しない限りにおいては」は同じ概念と理解してよい。(例えば、徳島公安条例のデモ規制、国は道路交通法があるが、公安委員会・所長が特例を作れる)

議会の憲法上の位置づけ(政策立案、行政監視)

議会報告会の必要を強く感じた。

職員の反問権は、認めない。

議会が市長を攻める姿がよい。

議会事務局の機能強化が必要。

通年議会にすると専決処分ができなくなる。

最後に、市長と議会の対立がよく話題になるが、そこで、名古屋市の自治事務裁判の審査庁の判断で次のように締めくくっている。「長と議会は、自らの権限と責任のみを主張することなく、互いの権限と責任にも配慮しつつ、意見の調整を図ることに最大限努める責務があると考えるところであり、そうした努力を尽くすことによって、多様な意見を持つ負託に応えることができることを付言した。」

 

【高砂市】8月27日(土)13時30分~15時00分

(福祉保健センターにて概要説明)


○福祉センターについて

文化会館を隣接し、総合の多目的福祉健康センターの効率性、利便性について

現況状況

・2年前より、指定管理者制度導入

・年間委託管理費:76,572,000円(文化会館含む。)※福祉健康センターだけでは36,216,000円

・契約期間:5年間

・職員数:常勤職員4名、予備職員3名の計7名で対応

開館時間・休館日

・開館時間:午前9時~午後10時

・休館日:年末年始(12月28日~1月3日) ※以前は、水曜日が休館

施設概要

・竣工:昭和59年3月

・構造:鉄筋コンクリート造地上3階

・延床面積:3927.799㎡

施設及び収容人数

中ホール

・収容人数:402人(電動式移動椅子286席、補助椅子116席 机50台)

・フロア面積:17.2m×17.1m

・舞台面積:10m×7.4m

・用途:演劇、音楽会、展示会等多目的に好適

会議室1

・収容人数:33人

・フロア面積:6.2m×9.2m

会議室2

・収容人数:18人

・フロア面積:5.5m×5.9m

集会室1

・収容人数:70人

・フロア面積:和室 35畳

・設備:小舞台 間口4.5m×奥行3m(間仕切りを取れば集会室2と1部屋になる。)

1Fフロア詳細

・保健相談室:2

・健康教育室兼保健指導室:1

・トレーニング室兼機能訓練室:1

・ロッカー室:1

・シャワー室:1

・資料展示室:1

・検尿室:1

・更衣室(応接室):1

・栄養指導実習室:1

・消毒室:1

・薬品室:1

・検査室:1

・会議室兼健康相談室:1

・保健センター事務室:1

・イベントホール:1

・ロビー:1

・倉庫:2

・空調機械室:2

・電気室:1

・トイレ:3

・湯沸室:1

2Fフロア詳細

・相談室:4

・録音室:1

・視聴覚障害者室:1

・訪問介護事業所在宅介護支援事業所:1

・ボランティアセンター総務:1

・イベントホール:1

・障害室:1

・応接室:1

・団体事務室:1

・地域包括支援センター:1

・空調機械室:1

・倉庫:1

・トイレ:2

・湯沸室:1

3Fフロア詳細

・教養室:1

・研修室:1

・空調機械室:1

・機械室:1

・湯沸室:1

・イベントホール:1

・倉庫:1

・トイレ:2

所見

高砂市福祉保健センターは、高砂市の文化創造の拠点として、イベントやカルチャースクールの会場として利用されている。会議室は様々な集まりにも活用できている。中ホールや会議室は幅広い利用に応えることが可能なスペースがあり、約1,000人収容の文化会館も隣接しており、大きなイベントにも対応可能である。また、各階に複合の各種福祉団体及び関係施設も整備されていて効率性、利便性について機能をはたしている。鈴鹿市においても今後、計画される大型多目的複合施設に役立てたい。

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